高等部

高等部の紹介

高等部では、自立に必要な基礎的知識・技能・態度を身に付けることや、地域社会とかかわりながら社会経験を広げ、豊かな生活の基盤作りを進めることなど、将来の生活を見通した教育を大切にしています。
学習に当たっては、生徒一人ひとりの障害の状況や発達段階・特性等に応じてグループ編成を行っています。知的障害グループ(病弱・肢体不自由の生徒で知的障害を併せもつ場合を含む)では、能力や適性に応じて3つのグループ(山・花・空)に分かれて学習を行っています。学習内容としては、国語、数学などの教科の他、作業学習、生活単元学習、日常生活の指導といった各教科等を合わせた学習もあります。特に作業学習では、園芸、木工、窯業、工芸、サービス、縫製の各班を設け、働く力の育成に努めています。一般企業や福祉事業所などでの産業現場等における実習(1~2週間、1年生は年1回、2・3年生は年2回)にも力を入れて取り組んでいます。
知的障害のない病弱・肢体不自由の生徒のグループ(光)では、高校の教育課程に準じた教科の学習を中心に行う課程と、自立活動を中心に行う課程があります。学習内容によっては、知的障害グループと合同で行うこともあり(保健体育、総合的な学習の時間、自立活動など)、交友関係の広がりや、コミュニケーション能力の向上につなげています。卒業後に就労をめざす生徒は、知的障害グループの生徒たちと一緒に作業活動や産業現場等における実習に取り組む機会も設けています。
いずれのグループにおいても、青年期になった生徒たち一人ひとりの課題を見つめ、卒業後の生活に結び付けられるような学習を積み重ねていきたいと取り組んでいます。


高等部の目標

  1. 青年期にふさわしい生活習慣を身に付け、自分らしい生活スタイルを作る。
  2. 心身の健康の保持・増進や体力の向上を図るとともに、自己管理ができる力を養う。
  3. いろいろな集団活動を通して自己肯定感をはぐくみ、仲間と協力して主体的に取り組む力を養う。
  4. 地域社会とかかわって生活体験や職業体験を積み、卒業後の社会参加に必要な知識や技能、態度を養う。

校時表および週時程表(例)

(知的障害・病弱・肢体不自由)

(例:知的障害グループ)


主な行事